2022年、スコッチウイスキーの歴史において新たな扉が開かれました。
The Macallan(マッカラン)が誇る、史上最長熟成のシングルモルト――The Reach(ザ・リーチ) 81年の登場です。
わずか288本のみが世界中に流通したこの逸品は、「熟成」という概念を超え、時代そのものを閉じ込めた芸術品として、コレクター、業界、そしてアートシーンまでも巻き込みながら注目を集めています。
その原酒が樽に満たされたのは、1940年――
第二次世界大戦の最中、スコットランドのスペイサイド地方にあるマッカラン蒸溜所にて。
この時代、イギリス国内では戦争の影響により多くの蒸溜所が一時閉鎖や生産縮小を余儀なくされていました。
マッカランも例外ではなく、生産が非常に限られていた時期に蒸留されたこの原酒は、まさに「歴史そのもの」とも言える存在です。
その後、オロロソ・シェリー樽の中で81年間静かに熟成され、
今、世界最長熟成のスコッチウイスキーとしてその姿を現しました。
The Reachの魅力は、ただの長期熟成ではありません。
81年という熟成期間がもたらすのは、単なる濃さではなく、深みと調和の極みです。
その風味は、年数に頼るのではなく、マッカランが培ってきたブレンディング技術とクラフトマンシップの結晶なのです。
The Reachは「飲むアート作品」とも形容されるほど、造形美にもこだわり抜かれています。
これらすべてが、マッカランの哲学――「時とクラフトへの敬意」を象徴しています。
The Reachは発売と同時に、世界のオークション市場に衝撃を与えました。
価格の裏にあるのは、時間的価値だけではなく、ブランドの信頼、クラフト、そしてストーリーです。
当店 Ginza King’s Cellar & Lounge では、この希少な「The Reach 81年」をお取り扱いしております。
ラグジュアリーを超えた“時の芸術”を、ぜひ手に取ってお確かめください。
81年の眠りから目覚めた、世界最高峰のウイスキー。
それが、The Macallan The Reach 81年です。