ラグジュアリーウイスキーの極致として知られるThe Macallan(マッカラン)
その中でも2021年に発表された「Tales of The Macallan Volume I」は、
歴史・芸術・熟成が三位一体となった、まさに“語られるために生まれた”1本です。


■ マッカラン創業の原点を辿る「物語」

本作は、マッカランの初期の運営に関わったジョン・グラント大尉(Captain John Grant)の功績に敬意を表したシリーズ「Tales of The Macallan」の第1巻。
彼がスコットランドのスペイサイドに構えた蒸溜所こそ、今日のマッカランへとつながる原点です。

Volume I は、その“物語”を味とビジュアルで体現した極めて稀少なウイスキーであり、本×ウイスキーという全く新しい芸術表現でもあります。

■ テクニカルスペックと風味

  • 蒸溜年:1950年
  • ボトリング:2021年
  • 熟成年数:71年
  • アルコール度数:44.6%
  • 容量:700ml
  • 限定本数:350本未満

熟成にはヨーロピアンオークのシェリーシーズンドカスクが用いられ、
半世紀以上の静かな熟成によって、非常に複雑でエレガントなアロマと味わいが生まれています。

香り

:古い書物、ドライデーツ、木の樹皮、ドライオレンジピール

味わい

:ビターチョコレート、黒糖、スパイス、オールドレザー

余韻

:静かに長く続き、まるで歴史を語りかけるかのような深み

■ 書物に隠された一滴──圧巻のパッケージ

このシリーズ最大の特徴は、本の中にウイスキーを封じるという唯一無二の構成です。

  • 外装はロンドンの高級製本会社「Shepherds Bookbinders」による革装丁ブックケース
  • 表紙を開くと、中央にLalique(ラリック)製のクリスタルデカンタが現れます
  • 書籍の中には、英国のイラストレーターAndrew Davidsonによる物語形式の銅版画が収録され、視覚でも歴史を辿れる設計に

単なる酒瓶ではなく、まさに「物語の宝箱」。

■ 価格・希少性・コレクション価値

「Tales of The Macallan Volume I」は、販売開始時から瞬く間に完売し、現在は二次市場でのみ流通。

  • 参考価格帯(2024年時点):1,300〜2,000万円前後
  • 近年の落札記録:アジアや中東のオークションで、USD 150,000(約2,200万円)前後での取引あり
  • 現物在庫は世界でも極わずか

味・デザイン・物語という3要素の揃った本品は、単なる飲用にとどまらず、
ラグジュアリーアート・文化遺産としてのコレクション価値を持つ唯一無二の存在です。

■ Ginza King’s Cellar & Lounge にて

当店では、「The Macallan Tales of The Macallan Volume I」をお取り扱いしております。
販売に関しては完全予約制でのご案内となり、個別のご商談も承っております。

  • ご購入・展示・コレクションとしてのご相談は、お気軽にスタッフまでお申し付けください。
  • ご希望の方には、VIPルームにて特別展示も可能です。

語られるべき歴史があるからこそ、熟成は美しい。
「The Macallan Tales of The Macallan Volume I」は、時を超えて人の心を震わせる物語そのものです。